人手不足の原因は求人負けにある

「人手不足による倒産」は、ここ数年聞きなれた言葉としてメディアに登場します

今もっとも人手不足が深刻なのは、建築業・運送業・サービス業の三業種とされており、いずれの業界も人員補充に様々な創意工夫を行っている。

外国人労働者の雇用や異業種からの転職採用を行うも定着率が悪く早期離職を繰り返すパターンも多い。

 

定着率については各業界や個々の企業で努力が必要となるものであるためひとまず置いて、そもそも求人に応募がないという点に問題の焦点を当ててみたいと思います。

 

 

ニュース元:中小企業の採用ハードルは上がっている

 

以下、ニュース元記事から一部抜粋

 

もともと中途採用が多く、人の出入りが激しい中小企業においては、転職は一層自然なことになっています。

人が辞めやすい状況は進んでいる一方で、補充のためのハードルは上がるばかり。

採用広告の予算を増やしても応募ゼロということも珍しくなく、説明会を開いても人が集まらない。

ようやく面接にこぎ着けても予約を無断でキャンセルされるといった、不況時を思い起こせば考えられないような事態も当たり前のように起きています。

 

2019年3月卒は1.88倍となり、すでに実質的な採用活動が始まっています。

2020年3月卒は2倍を超えるかもしれません。

売り手市場になるほど就活生は大企業志向になる傾向がありますから、中小企業にとってただでさえ厳しい新卒採用がますます厳しくなることも数字の面から明らかなのです。

 

管理人がちょっと気になったところ。

 

・採用広告費用を増やしても応募ゼロ。

外部企業のリクルートツールを利用して、多額の費用を費やしても得られたものは採用難という事実確認のみ

ターゲットを絞らずイタズラに求人出稿するのみでは誠実さに欠ける

とりあえず面接に来てもらえば分かる!や、働いてみれば分かる!は、最後に出す言葉であり、応募してもらうためには求人内容を誠実にすることが第一歩ではないでしょうか?

 

・雇用の流動化は着実に進んでいる

求職者の多くは安定志向であるため、おのずと大企業や大企業傘下にある企業へ流れていく

一つの企業で長く働きたいという気持ちは企業にとっても個人にとっても良い事ですが、業界や企業風土によっては人材が早期退職をしてしまう事は珍しくありません

日本の失業率は2%台にも関わらず業界によっては離職率が非常に高いという事実は厚生労働省が開示するデータでも示されています

求人難を唱える企業にとって雇用の流動化はチャンスです

同業種の求人を見て右に倣えをするよりか、求人内容を充実させて誠実な内容を記載し、他企業との差別化を図る事が出来れば応募機会は増えていきます

 

 

皆様のご意見をお聞かせください。