事業承継も事業売却も「事業成長」が大前提

キャッシュレス決済などの金融取引事業を主としている「origami」が東証マザーズ上場のメルカリに二束三文の金額で買われたニュースはご存知でしょうか?

昨年10月時点で「origami」は時価総額400億円以上のスタートアップ企業として、未上場のユニコーン企業候補としても名乗りを上げていました。

そんな期待いっぱいの会社が1株1円で売られ、更に9割以上のスタッフをリストラすることが買収条件とされていました。

 

昨今、人手不足倒産や後継者難倒産などが叫ばれていますが、事業承継も売却もできない本当の理由はなんでしょうか?

 

現役上場企業社長が考える「オーガニック戦略」と「レバレッジ戦略」の違い

 

上記から気になった部分を抜粋します。

オーガニック戦略とは?

社長ご自身が会社の成長戦略をつくり、成長シナリオを描いて、自助努力で会社を大きく発展成長させていくことです。

 

レバレッジ戦略とは?

M&Aによって他社の力を借り、これを“てこ”として会社を大きくしていく戦略です。

会社を買う……買収戦略

大手の傘下に入る……パートナー戦略

ファンドと組む……パートナー戦略

 

以上。

 

 

・企業存続の手段はいずれにせよ成長することが大前提となる

後継者に事業を承継するにしても、他企業に売却するにしても企業は成長の歩みを止めてはいけない

でなければ、前者には人が集まらず後者は二束三文の値で買われることになるリスクがあります

おまけに後者は人員整理という名目で元々働いている従業員のリストラが実行される可能性がある

なにより、承継する旨味も買収する旨味もないと思われた時点で破談になります

働く人にとって魅力的なのは成長戦略があって会社全体がそれに邁進する企業で、買収する側にとって魅力的なのは成長余地ある企業ではないでしょうか?

 

皆様のご意見をお聞かせください。